投稿内容:「個人または社内のFileMakerチームをレベルアップさせたい」
社内のシステムやツールで最も難題となることは何でしょうか?
一番は費用面ですよね。
もし外部に管理を委託している場合は、何かを改修するたびごとに安くはない費用がかかります。
新規で制作を依頼するなんてことになれば、業務の説明から各担当者のヒアリングと何から何まで膨大に時間と費用がかかります。
かといってそれなりの人を雇うとなると、求人関連費はもちろん人事部の人件費がかかりますし、当然入社した人の人件費がかかってきます。
厳選して選んだつもりでも、求めていたレベルやカテゴリからは全然かけ離れていた、なんてこともあったり、なかったり。
FileMakerであれば、特別システムに強いプログラマーじゃなくても制作できるので、上記の費用がかからずに社内のデータ管理を行うことが出来ます。
その業務に詳しい人が制作することで、内部の人間にしか分からない些細な部分まで作りこむことができます。
内製化に強いFileMakerの大きな特長ですね。
FileMakerの壁
そんなFileMakerであっても、やはり完全ではありません。
プログラマーじゃなくても作れると言われながら、やはりそれなりの知識と技術は必要です。
独学で制作できるのは素晴らしいことですが、もしそれが大きなシステムやツールに育っていった時、独自の作り方があだとなって誰も改修できなくなることもあります。
大きなシステムやツールというのは、2つだったテーブルが10に増えたり、1つだったファイルが10ファイルと関連することになったり、3つだったレイアウトが倍になったり、数百のデータが数十万のデータ増えたり、といったことです。
そうなってくると、FileMakerが業務の中で厄介な存在になってくるのです。
本来ならFileMakerのおかげでデータ管理の効率化が図れていたはずなのに、FileMakerを使うこと自体が非効率になってしまいます。
これでは本末転倒ですね。
FileMakerが性能アップすることは人がレベルアップすること
この事態を回避するには、FileMaker制作者のレベルアップが欠かせません。
制作する時間や機会が多くなれば、自然にレベルアップはしてくるでしょう。
疑問点や不明点はWebで検索すれば、その多くを自分で知ることが出来ます。
また、本を買って勉強するという選択肢もあります。
ただ、これらには問題点があります。
「時間がかかること」と「先々の見通しに適っているかが分からないこと」です。
「時間がかかること」というのは、もうそのままですね。
業務に追われて忙しいのに、とてもFileMakerのことまで手が回らないというケース。
あるいは、ひとつ調べたらひとつ不明点が出て、それを調べたらまた不明点が出て・・・、というような効率の悪さがあります。
分かったつもりになって、「あれ?最初に調べた内容はなんだっけ?」ということにもなります。
そうしていたずらに時間ばかりが経ってしまいます。
「先々の見通しに適っているかが分からないこと」とは、いま解決できた課題が、将来にわたって別の問題を引き起こすかもしれないということが判断できないというものです。
例えば1つの数字を表示するためだけに、3つも4つもリレーションを張って、どうにか実現できたとします。
あるとき仕様が変更になって違う計算に基づく数字を出すことになったとき、リレーションをいじることで数字が出なくなり、最悪なときは前の数字にさえ戻せなくなることが起こります。
本来、先々の見通しを立てて制作することができれば、リレーションを1つや2つに絞って、他の手段と組み合わせて数字を導き出すことで、急な仕様変更にも対応できるかもしれないのです。
ただし、これはFileMakerに精通した人でも難しい課題です。
なぜなら、未来のことは誰にも分からないからです。
システムやツールを運用していると、想定外のことが起こることはよくあります。
それを見越すことは、占い師に相談しても解決できるかどうか?ということになります。
とはいえやはり精通した人の方が様々なことを想定して制作する分、後々大きな問題に陥る可能性は低くなります。
自分自身やチームのレベルアップは、将来的な発展を考えたときには欠かせない要素です。
個人で課題を打破していくことももちろん良いことですが、必要に応じて精通した人に直に教えてもらったり、一緒に制作するという機会を作ることは、社内FileMakerのポテンシャルを未来に渡って最大限に引き出すことになるでしょう。
ご案内
僕ながにぃは現在フリーランスでFileMakerに関するお困りごとに携わっています。
上で書いたような状況には柔軟に対応できると思っています。
例えば月1や週1などから貴社の業務を共に行い、FileMakerへの落とし込みを共に行います。
チームと共にFileMaker構築を行うので、必然的にチームのレベルの底上げができます。
分からないところはその場で聞く、まさにFileMaker実践講座を業務の中で行っているようなものです。
そういったご要望があれば、具体的な内容を添えてお問合せください!
今日も良い一日を!
Blogger Comment
Facebook Comment