ファイルメーカーは比較的手軽に画面を作れることが素晴らしいツールです。
そしてなんと PDF ファイルをファイルメーカー上で PDF を閲覧することもできます。
今回はその方法を書いてみたいと思います。
※ 本記事では、Claris FileMaker Pro のバージョン 2024 を使用しています。
Index
- 結果的にこんな画面
- まずはフィールドの準備
- PDF ファイルの格納
- PDF 閲覧のための大事な設定
- ちょっと留意点
- まとめ
結果的にこんな画面
余談:10代・20代のサッカーをやっていた頃は、だいたいご飯は大盛りでした。40代後半の近頃は外食では基本的に小盛りです。体への IN を控えめにすることで、どうにか体型を維持していて、20年前のパンツ(ズボン)で今だに履けるものもあります。ギリギリですが ^ ^さて、今回の PDF の中身を閲覧するファイルメーカーは、結果的にこういうイメージになります。
ファイルメーカーの画面上で、PDF の中身を閲覧できていますよね。
ちなみに見えている PDF は ・日本政府観光局の訪日外客数(2024年6月)、・観光庁の宿泊旅行統計調査、・FileMakerとExcelの違い(JBI独自資料) の3つ(3レコード)です。
では次項から、どのように画面を作ったかを書いていきます。
まずはフィールドの準備
「オブジェクト」フィールドが必要なので、フィールドを1つ作ります。メニューバーの「ファイル>管理>データベース...」からデータベース管理を開き、フィールドを作成します。
この時、タイプは「オブジェクト」を選ぶ必要があります。
ほかのタイプでは PDF をフィールドに入れることは出来ません。
次に、画面上(レイアウト上)にフィールドを配置します。
なるべく大きめにしておくと、PDF の中身も大きく表示してくれます。
さあ、ブラウズモードにして PDF を入れてみましょう。
PDF ファイルの格納
PDFに ファイルの格納は別に難しいことはありません。ファイルをドラッグ&ドロップするだけです。
PDF ファイル自体は格納されます。
ところが・・・
最初のページだけが表示され、スクロールしても2ページ目以降を見ることができません。
( PDF のアイコンだけ表示される場合は、バージョンが旧いだけです。基本は同じなので続きをご覧下さい)
次項では、PDF の中身をスクロールできて、2ページ目以降も閲覧できるようにしてみます。
PDF 閲覧のための大事な設定
レイアウトモードにします。(レイアウトモードが分からない時は、こちらの記事をご参照ください→クリック)
PDF を表示するフィールドを選択します。
右側に機能設定エリア「インスペクタ」が出ています。
上に4つのアイコンがあり、ドラム缶のようなアイコンの中の、一番下にある「インタラクティブコンテンツ (PDF、MP3 など)」にチェックを入れます。
これだけです。
ではブラウズモードに戻して、見てみましょう。
スクロールできるようになっているはずです。
インスペクタで設定しても、スクロールが出来ず2ページ目以降が見れない場合は次項をご覧下さい。
ちょっと留意点
インスペクタの「インタラクティブコンテンツ (PDF、MP3 など)」にチェックを入れても PDF の中身が見れない時は、「Adobe Acrobat Reader」がインストールされていない可能性があります。Windows での確認方法
ウィンドウズマークをクリックして(またはウィンドウズキーを押す)、「Adobe Acrobat」で検索してみます。アプリがインストールされていればアイコンが出てきます。
もしインストールされていない場合は、Adobe の公式ウェブサイトからダウンロードしてインストールしてみてください(無料)。
Acrobat Reader をダウンロード(https://get.adobe.com/jp/reader/)🔗
それでも表示がおかしい時は・・・
ながにぃのサポートを受けて頂き、一緒に原因を解明していきましょうか^ ^
サポート一覧はこちら🔗
まとめ
PDF をファイルメーカーに格納できることさえご存知なかったとしたら、ぜひ試してみてください。このようなことを手軽に出来るのは、おそらくファイルメーカーだけではないかと思ってしまいます。
(他にあれば教えてください!)
色々便利にしていって、業務を楽しくさせていきましょう^ ^
今日も良い一日を♪
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