テーブル。テーブルって、何でしょうか?
インターネットで調べてみると、以下のように定義されています。
「情報を整理して管理するための、行と列で構成された仮想的な表」。
少し抽象的で意味がわからないかもしれませんね。仮想的な表って何でしょう?
Index
- テーブルの定義を知る必要はあるか
- テーブルは必要不可欠
- テーブルは意外と身近にある
- FileMaker でテーブルを「見る」
- テーブルをイメージし易くしてみる
- 大胆お試し① テーブルを無くしてみる
- 大胆お試し② テーブルを多くしてみる
- まとめ
テーブルの定義を知る必要はあるか
余談:僕が海外ではなく日本を旅する理由は、「海外に行く前にまずは日本を知る」という思いがあるからです。でも実はその前に僕は基本ビビリでして😅、海外が恐いというのが正直な所です。日本のローカルの旅でさえ、内心ビビりながら旅をしています(笑)さて、上で書いたようにテーブルとは「情報を整理して管理するための、行と列で構成された仮想的な表」です。
でも少し抽象的で意味がわからないかもしれません。仮想的な表って何でしょう?
実は僕もググらないと定義は思い出せません。。
だからというわけではないですが、最初のうちは定義を覚える必要はない、と僕は思います。(個人的見解)
どのみち制作を続けていれば、いずれ知る必要が出てくるので、その時に改めて学べばいいと思います。
我々の目的は、FileMaker を使って業務を楽にしたり、データをもっと活用したいということです。
お勉強的なことは二の次で、すぐに実践に役立つ方が良いですよね?
テーブルは必要不可欠
テーブルのことを知ったところで FileMaker が劇的に分かるわけではないと個人的には思います。でもそれだと記事がここで終了するので、多少なりともお勉強的なことも書いてみます。
知っていれば役に立つかもしれない、くらいの感じでご興味がある方だけ以降をご覧ください。
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テーブルはデータベースの中で必要不可欠なものです。( FileMaker もデータベースのツールです)
当たり前に存在し過ぎて、案外気づかなかったりもします。
例えば電気は当たり前に存在しますよね。だから電気とは?と定義を考えてから契約などしません。ガスや水道も同じです。
でも、電気やガス、水道とは何なのか、それらはなぜ存在しているのかと考えることも時には重要です。
日本は災害も多いですし、それらが機能しなくなるリスクもあります。知っておけば何かあったときに役立つかもしれません。
テーブルもそれと同じです。
あなたは専門家のように深く知る必要はないです。ないですが、少しでも知っておけば何かトラブルが起きたときなどに対応しやすくなるかもしれません。
テーブルは意外と身近にある
少し話がずれるかもしれませんが、次に挙げるほとんどは裏側でデータベースを使っています。・いつもの Web サイト
・EC サイト
・Youtube
・スマホのアプリ
・駅の券売機
・お店のタッチパネル、など
データベースなので裏側には「テーブル」があります。普段意識することはありませんが、実は世の中はテーブルだらけなんです。
FileMaker でテーブルのことを知っておけば、新たな発見とともに世の中がもっと面白くなるかもしれませんね。
FileMaker でテーブルを「見る」
テーブルとは、「情報を整理して管理するための、行と列で構成された仮想的な表」と上述しました。
表といえば、FileMaker では何をイメージするでしょうか?
そう、表形式です。
ひとつファイルを新規作成して表形式を見てみます。
新規作成すると自動で作られるのがテーブルとレイアウトです。
そのレイアウトを表形式に切り替えてみます。
ほら、これじゃないですか?仮想的な表というやつは。
レコードをいくつか作成してみましょう。
うん、まさに行と列ですよね。
これです、これがテーブルです!
「・・・・・・。」
「え?」という感じかもしれません。でも、そうなんです。
この行と列の全部、レコードとフィールドを合わせたこの全データの集まり・集合体。
この集合体に名前を付けること、名前を付けたもの、これがテーブルです。
「え?」
いやもう、本当に抽象的ですよね。
なのでもう少し詳しく書いてみましょう。
ちなみに、レイアウトについて「?」な方は、関連する記事か動画を見てみてくださいね。
▶ 初心者向けのレイアウト記事🔗
▶ 初心者向けのレイアウト動画(Youtube)🔗
テーブルをイメージし易くしてみる
全データの集合体に名前を付けたものがテーブル、まあそれは良しとしても、こんな声が聞こえてきそうです。「じゃあ、レコードがゼロ件の時はどうなるの?」
データがないから集合体ではない、とするとテーブルとは言えないのではないか。
なるほど、それは鋭い指摘です。
では、これでどうでしょう?
行と列、つまりレコードとフィールドのデータの収納ボックスに名前を付けたもの、これでどうでしょうか?
「収納ボックス」であればデータがなくても OK でしょ?
「収納ボックスにラベルとかシールを貼って名前をつける、これがテーブル」ですと。
どうでしょうか、これはまあまあ良い例えではないすか?
試しにデータをすべて削除してレコードをゼロ件にしてみましょう。
メニューバーの、「レコード>全レコード削除」などを使ってレコードをすべて削除してみます。
でも、データベース管理を見ると、ちゃんとテーブルはあるんですよね。
収納ボックスに「名称未設定」という名前が貼ってあります。データがなくても収納ボックス、つまりテーブルはちゃんと存在しています。
これで大まかにでもテーブルのイメージは付きましたでしょうか?
まだピンとこないという方のために、2つの大胆お試しをしてみたいと思います。こういうのって、極端なことをしてみると解りやすかったりしますので。
大胆お試し① テーブルを無くしてみる
まず、データの収納ボックスであるテーブルを削除して、テーブルを無くしてみるとどうなると思いますか?データベース管理を開いて、テーブルを選び、右下に削除ボタンがあるので削除してみます。
(ダイアログが出てきますが今は無視します。このダイアログの内容を知るにはテーブルオカレンスというものを知る必要があります)
はい、消えました!きれいさっぱり、さっきまであったテーブルが消えましたね。データの収納ボックスが消えたということです。
レイアウト上では、新規レコードを押すこともできません。新規レコードを作れないということは、データを作れないということです。
(グレーアウトして新規レコードを押せない)
こうなるともう何も出来ません。
テーブルがないとレコードを存在させることもフィールドを存在させることもできません。
ということになるので、大元のテーブルはやはり絶対に必要だということです。
大胆お試し② テーブルを多くしてみる
さあもう一つの極端なお試し、テーブルを多くしてみるということをやってみましょう。まず、テーブルは増やせるということを知る必要はあります。
はい、テーブルは増やせるんです。
今から、テーブルを幾つか作ってみます。
テーブルを2つ作成しました。どんどん追加していきます。
テーブル3,テーブル4、テーブル5,このくらいにしておきましょうか。テーブルが5つ出来ました。
OK してみると、レイアウトもテーブルの数だけ出来ています。
5つのテーブルごとに、5つのレイアウトが出来ていて、これら5つは全部別々の収納ボックスになっています。
ところで、「なんで別々にしないといけないの?」と思うでしょうか?
でも逆に、一つのテーブルにいろんな種類のデータが混ざっていたら管理しやすいでしょうか?
例えば従業員に関するデータ、日報に関するデータ、受発注に関するデータがあったとします。
エクセルでいえば、同じシートの中に全部ゴチャゴチャにデータが入っていたらどうでしょう?
A~F列は従業員データで、13行目以降は日報で、H列より右の列は受発注で使う、みたいな。
これはやばいですよね。どこかの行を消したら、受発注も消えちゃった、みたいになるんですよ。
データベースでも同じです。
従業員、日報、受発注とそれぞれ別のテーブルで管理したほうがスッキリしそうだというのはイメージできるかと思います。
以上、①と②の極端なお試しをしてみました。
これらから考えてみると、テーブルが大事な役目を担っていることがわかりますよね。
まとめ
もう一度復習です。テーブルは、データの集合体を収める収納ボックスである。
但しこれは JBI の記事や動画においてテーブルをイメージしてもらうためのものです。
他の開発会社とか専門の方と話しをするときはくれぐれも「収納ボックスが3つあって~」などと言わないようにお気をつけくださいね(笑)
もちろん、JBI にご相談頂くときは使って頂いて大丈夫です^ ^
▶ ご事情相談🔗
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今日も良い一日を♪
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