あなたがデータベースやプログラムの未経験者であるとき、アプリやシステムを作ろうとしても何から始めていいか分からない方に向けて書いてみたいと思います^ ^
序文
※この記事はデータベースやプログラムの制作経験が未経験~2年未満程度に準ずる方を対象にしています。
パソコンを使う人すべてがプロ(玄人)ではない
「ITの専門じゃない人」というのは、要するに「ITの素人」ではないにせよ、「ITのプロ(玄人)じゃない人」ということです。現代はパソコンでの業務が当たり前になりましたので、パソコンを使う人すべてが「プログラマー」でも「データベース制作者」でも無いわけです。
「車の整備については玄人」「医療器具については玄人」「○○については玄人」という方々が、システムやアプリを作る玄人でもある、ということは稀だと思います。
でも、何らかの事情により自分で作る必要が生じることもあります。
作らなければいけないのに、何から手を付けていいか分からない。
僕は法人・個人の方にFileMakerで自作システム制作のサポートをしていますが、そのようなケースは割と多いです。
「FileMakerで作ることは決めたけど、どこから手を付けていいのか、どこから始めていいのか、イマイチ分からない」
ということです。
ちなみにFileMakerとは、クラリス社というAppleの子会社が展開しているデータベースソフトで、直観的に画面を作ることができるため専門知識が少なくてもシステムやアプリを制作出来ると言われているソフトです。
※僕はClaris社の人間ではありません。Claris社のソフトウェアを利用してサービス展開をしている者です。
売上レポートで考えてみる
では仮に売上レポートを出すシステム・アプリを作ると想定してみましょう。
あなたはFileMakerもしくは他のソフトを起動しました。
さあ、作るぞ!と意気込んだところで手が止まってしまいました。
まず何をすると良いのか。
まず、エクセルを起動するのが良いと個人的には思っています。
「いやいや、これからアプリを作るんだからエクセルは関係ないでしょ!?」
「いやいや、これからアプリを作るんだからエクセルは関係ないでしょ!?」
という反論を受けとめつつ、話しを続けてみます^ ^
まず、エクセルを起動して、売上レポートで使うであろう項目を書き出すのがスタートです。
売上レポートはどんな項目がありますか?
- 売上日
- 製品
- 単価
- 数量
- 小計
- 消費税
- 合計
少なくともこのような項目はありそうですね。
もう少し考えてみると、
- 売上時刻
- 製品カテゴリ
- 現金かキャッシュレスか
- お預かり額
- お釣り
- お客様情報
- 備考欄
こんな情報も追加で必要かもしれませんね。
このように項目の洗い出しをまず始めに行うことで、少なからず方向性がぼんやりとでも見えてくると思います。
もっと言えば、仮のデータを数件入れてみることでもっとイメージが可視化されて、より具体的な構想へと進んでいくことが期待できます。
まとめ
システムやアプリ制作の専門家ではない方に向けて書いてみました。本当は、エクセルで項目を洗い出すだけではなく、画面のイメージや作業フローなども考えるともっと良いのですが、最初はそこまで出来ないです。
でもせめて、項目の洗い出しを行うことで、少なくとも第一歩を踏み出すことは出来るようになると思っています。
「まず何から始めていいか分からない」ときの取っ掛かりとして、この記事が参考になれば幸いです^ ^
それでは今日も良い一日を♪
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