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生産管理システムを自作する前準備<設計と仕様>vol.2

初の試みの「生産管理システムを自作してみる」シリーズ!
今回はvol.2ということで、システムを作る前の準備段階になります^ ^

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2021.02.17追記
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生産管理システムを作る前準備<設計と仕様>vol.2




さて、FileMaker(ファイルメーカー)による生産管理システムを実際に作ってみようという企画ですが、まだ作り始めることはしません。

実際に作るのは、必要項目や画面遷移イメージなどを確認してからになります。

その方がスムーズに作り進められるためです。



もちろん、いきなり作り始めてもなんとかなるのがFileMakerではあります。

ただ、FileMakerに慣れるまでは、おおまかにでも良いので構想を練ってから作り始めたほうが良いです。

とは言えあまり時間をかけてもFileMakerのフットワークの軽さを消すことになるので、今回は程々に構想を練って作り始めようと思います。



※本記事は初心者/初級者の方向け(未経験~おおむね2年未満)に書いています。



<もくじ>

  • 生産管理する製品の確認
  • 生産管理システムを作る目的を明確にしておく
  • テーブル構成
  • 制作の優先順を決める


生産管理する製品の確認


製品:壁掛け水墨画はがき


※なぜ「水墨画はがき」かというと、ながにぃは水墨画講師を目指して2年間学んでいたことがあり、手元にモノがあったからです。


生産工程です。

受注 → 材料確認(はがき/筆ペン/はがき掛け) → 描き入れ製造 → セッティング/梱包 → 納品


おおむね、このようになると想定しておきます。

実際の工程ではもしかしたら新たに別の要素が出てくるかもしれませんが、ひとまずシンプルにここで留めておきます。


生産管理システムを作る目的を明確にしておく


なんのためにシステム化するのかを掲げておきます。目指す目的地に旗を立てるようなイメージです。

目的といっても何かが分からないときは「○○したい」ということをまずはざっと挙げてみましょう。


  • 顧客の管理をしたい。
  • 材料の管理をしたい。
  • 受注から納品まで紐付けて管理したい
  • 完成品を写真で保管したい
  • 受注/納品の履歴を見たい。
  • 料金の管理をしたい。




この中で、最も広い意味の内容はどれかというと、


  • 受注から納品まで紐付けて管理したい


かなと思います。
そこで、これを旗印にして今後目指していくことにします。

少し文言をそれっぽく変えます。



◎目指すシステム

『受注から納品まで一気通貫した管理システム』



目的を明確にするがなぜ有効なのかというと、目指す方向を再確認できることにあります。

制作の過程で迷いが生じたりすることも出てきますが、その時に当初の目的に立ち返って考えてみると道がひらけたりします。

テーブル構成


上で挙げた「○○したい」は、データベースの「テーブル」になり得ます。目的で使ったもの以外を再度並べてみます。


  • 顧客の管理をしたい。
  • 材料の管理をしたい。
  • 完成品を写真で保管したい
  • 受注/納品の履歴を見たい。
  • 料金の管理をしたい。


これをそのままテーブル名にしてみましょう。


  • 顧客テーブル
  • 材料(在庫)テーブル
  • 画像テーブル
  • 受注/納品(オーダー)テーブル
  • 料金(単価)テーブル


こういったテーブルが必要になってきそうだな、ということが分かってきます。


制作の優先順を決める


5つのテーブル候補が出ましたが、今回のシリーズは「自作」ということで、最初からすべてを手掛けるのではなく、徐々に拡張していく方法を取ります。

5つのテーブル候補で重要なものから順番をつけてみます。


  1. 受注/納品(オーダー)テーブル
  2. 顧客テーブル
  3. 材料(在庫)テーブル
  4. 料金(単価)テーブル
  5. 画像テーブル



とにもかくにも、受注と納品の履歴がなければ記録に残りません。「記録」「ログ」がキーワードで、それがメインのテーブルになることが多いです。

今回のシステムでは顧客テーブルも重要なので、まずは
  1. 受注/納品(オーダー)テーブル
  2. 顧客テーブル

この2つから進めていくことにします。




次回は、フィールド(項目)決めと、いよいよ実際にFileMakerを作っていく過程に入ってみたいと思います。





それでは今日も良い一日を♪




(次の記事)
生産管理システムを作ってみる<制作開始>vol.3





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