昨今、人手不足と騒がれています。少子高齢化が進む日本では、かなり深刻な状況になりつつあります。
そんな中で、FileMakerはどのような役割を果たしていけるのかを一部分だけですが考察してみたいと思います。
FileMakerで人手不足問題に対し、どのような手助けができるか!?
けっこう重い問題を取り上げてしまって、どうしよう~と思いながら書いています。
人手不足問題は、人口減少という大きなうねりの中で起きている問題です。
海流で言えば黒潮とか親潮とか、そんな大きなうねりを個人がひとりで変えることは出来ません。
国家がかりで取り組まないといけない問題だと思っています。
とは言え、中小企業や小さな店舗からすれば切実な問題でしょうから、国家レベルで時間がかかるようなことは待ってはいられません。
大きなうねりの問題でありながらも、短期的な目先の問題でもあるというのが、この課題を非常に難しくしている気がします。
小さく始めて大きく育てる
そこでFileMakerがどのように手助けできるか、ということですが。
まず、よく言われるのが「小さく始めて、大きく育てる」ということがあります。
人手が足りないのであれば、その分をAIやらRPAやら自動化やらに置き換えるのは一つの対策です。
ところが、いきなりガツンと新しいことを入れてしまうと、もしミスマッチの場合には多額な経費だけがかかるということになります。
そこでFileMakerであればどういう具合になるか。
例えば製造業であれば指示書をエクセルではなくFileMakerで出せるようにするところから取り入れてみてはいかがでしょうか。
仮に各従業員やスタッフさんがそれぞれのエクセルで毎回毎回指示書を出していたとすると、フォーマットもバラバラ、誰が何を出したのかも分からない、それを管理するエクセルが登場するなど、結構なロスが多い場合があります。
まずはその部分だけを改善して、その部分だけの業務効率を図る。誰が休んでも支障をきたすことなく、お客さんとの信頼関係を築く時間を多く取る、といったことに繋がります。
もし指示書の部分がうまくFileMaker化できたら、次のステップ(在庫管理や商品管理)へと進んでいきます。
こうして少しずつ出来ることを広げていけるのがFileMakerの長所でもあります。
これが「小さく始めて、大きく育てる」ということになります。
「考える」を生み出す
そもそも時間に追われ、いつもギリギリでまわっている、といった場合にはどうでしょうか。
こういう課題にFileMakerはどのように手助けできるでしょうか。
大体において、システムのようなものを入れようと思ったら、どんなものにせよ時間を取られてしまいます。
経営や業務がギリギリでまわっているとしたら、何かを変える余地も余裕もありません。
余地も余裕も無いということは、何も変えられない、ということになります。
それだと話しが終わるので、ではFileMakerなら何か出来ないかを考えます。
やはり少しずつ、アリが穴を掘るように、着手していくしかない気がします。
FileMakerは「考える」ことと「作る」時間がどうしても必要になります。
今日は1時間考えて、次の日は1時間作って、を繰り返していくのが、結果的に近道になりそうです。
あえて言うなら、FileMakerで出来ることは、「考える」機会を持てる、ということかもしれません。
FileMakerで作るぞとなって、「ああしよう」「こうしよう」と考える時間が出来ることが、変わっていく一歩になると思います。
まとめ
以上、最近人手不足、人手不足とよく耳にするので、FileMakerがこの問題でどう活用できるかを考察してみました。
この記事がなにかの参考になれば幸いです。
今日も良い一日を♪
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