本記事はやや長文となりますのでご容赦下さい。
【ジャパン美】合掌造り集落と立山黒部を巡ってきました
そして『まずは日本を知ろうよ』というコンセプトのもと、”ジャパン美”についても発信していきたいと思っているながにぃです。
僕は年に2回は日本のどこかを巡っているのですが、今回は主に富山県を巡ってきました。
降り立った箇所に青丸をつけてみました。
富山県を割と広範囲に動き回りました。
利賀芸術公園で観劇
今回の一番の目的は、「第9回シアターオリンピックス」の観劇です。
合掌造りの建物を演劇の舞台にして活動しているSCOT倶楽部という劇団をとにかくこの目で観てみたいという思いがありました。
その辺については以前の投稿をご覧ください。
以前の投稿はこちら >
利賀芸術公園はけっこう山奥にあります。
JR高山線の越中八尾駅から小型バスに乗って向かいました。社内は観劇の人で満杯になりました。1日往復4便しかなく、午前中はこの1本だけです。
どんどん山奥に連れて行かれます。
約1時間、バスに揺られて利賀芸術公園に着きました。8月から公演は開始しているので会場はフェスティバル色がすでに出ていました。
グルメ館という施設でひとまず小休憩。
腹ごしらえにチンジャオロースを食べます。700円。
バーが併設されていました。開放的な建物です。
夜になると、ぐっと雰囲気が出ます。
さて、演劇の会場に向かうと、合掌造りに遭遇しました!
合掌造りの建物が総合案内所になっていました。この向かいには同じく合掌造りで劇団の本部があります。
この日はすごく暑かったのですが、合掌造りの総合案内所の中は割と涼しかったです。これは日本家屋の特徴でもあって、日陰の側から温度差によって風が流れてくる仕組みになっているからだと思われます。
初めて使うデジカメだったため、良い具合にピントがずれてプライバシーが守られています!
最初の観劇は、合掌造りの骨格はそのままに中を改装して作った劇場です。写真撮影は禁止だったので終演後の舞台だけ撮らせて頂きました。
250人収容で、ほぼ満席だったと思います。ライトが消えると真っ暗になります。
夜になり、合掌造りには重厚な雰囲気が出ていました。
夜の公演はなんと野外劇場。収容人員700人の会場は満杯でした。
コミカルに始まり、次第に厳かに演劇が進んでいきます。
劇が進んでいったある時、突然花火が打ち上がりました。ものすごく近いところで花火が打ち上げられ、やむと演者が立ち回り、また花火が上がるという、ものすごく壮大な舞台でした。
かなり本格的な打ち上げ花火です。戦争の火焔に見立てた演出の花火もありました。
盛大な拍手で終演となり、なんと舞台上で鏡割りが行われて観客に酒が振る舞われました。客席から舞台上に人が降りてきて大変な盛況ぶり。さっきまで立ち回っていた役者さん自ら酒を振る舞ってくれていました。
僕も一杯頂きました。初めて鏡割りの酒を飲みましたが、木の香りがして大変香ばしく美味しかったです。
宴のあと。朝の野外劇場は静寂に包まれていました。
夜はレンタルの一人用テントで宿泊。はじめてテント設営をしましたが、思いのほか苦戦し、隣りのベテランの方に教えて頂きながらなんとか寝られる空間を確保できました。
こうやってみると我ながら上手く設営したもんだと思います笑
この利賀で40年もの間こうして演劇をしていたのは驚嘆すべきことで、実際に行ってみて直にその凄さが伝わりました。
交通の便も悪く、冬も過酷な環境で、よくぞ40年も続けてきたと思います。
大自然の中で人間が真剣に演劇と向き合うという真実に、感動を覚えない人はいないだろうと思います。
チャンスがあれば是非また行きたい。大変たいへん貴重な夏の経験になりました。
合掌造り集落を巡る
合掌造りには以前から興味があり、今回の観劇のめぐり合わせによって3つの集落を巡ることができました。
これらの合掌造り集落は世界遺産に登録されています。
白川郷は岐阜県になります。PRがうまいようで、3つの集落の中では最も観光の設備や環境が整っていました。
そのためか外国人の姿がとても多かったです。バス観光用の駐車場も充実していました。
展望台から撮りました。人気の観光スポットで観光バスが入れ代わり立ち代わり出入りしていました。やはり外国人が多いです。
ぶらぶら歩けば、そこら中に合掌造りの建物があります。
民俗館では合掌造りの中に入れます。全体的に黒色なので重厚感があります。
合掌造りの中は、塩硝(火薬の元)や養蚕などを生産する施設も兼ねていて、人々の生活を支えていました。
どこかの壁のポスターを撮りました。冬の雪に埋もれた合掌造りも雰囲気がありますね。
途中途中で小休憩。
久しぶりのラムネ。
うどんではなくところてんととち餅を食べました。
宇奈月温泉と黒部峡谷のトロッコ列車
宇奈月という場所は前々から気になっていました。
そして更に鉄道が山奥に延びていることも気になっていました。
宇奈月温泉の象徴のような温泉噴水が駅前にありました。
僕の友人の友人がいる温泉宿が宇奈月にあります。サン柳亭さんです。
温泉ももちろんあります。是非泊まって堪能してみてください♪
気になる山奥への鉄道に乗りました。
黒部峡谷鉄道はトロッコ列車で運行されていました。
窓がないので迫力ある景色を堪能できます。(窓がある車両もあります)
途中の駅ですれ違ったりします。
終点の欅平(けやきだいら)では大自然が待っていました。
落石対策でヘルメットを着用する観光客も見受けられます。
欅平駅の2階にあるレストランでシロエビカレーを頂きました♪
立山黒部アルペンルート
旅の最終日、立山~黒部ダム~信濃大町(長野県)というルートで帰京の途につきました。
5つの交通手段(ケーブルカー/ロープウェー/トロリーバス(電気バス)/普通のバス/徒歩)を使って、富山県から長野県に通り抜けることが出来ます。
立山駅からはケーブルカーで登り、
バスに乗り換えて、
立山の上の方までたどり着きました。
室堂(むろどう)という所で、冬に大壁の雪道ができるところで有名らしいです。そういえば数メートルの雪壁の道を走るバスのポスターを見たことがあります。
室堂ではあいにく霧がたちこめていました。運がなかったか・・・・・・、
・・・・・・ところが、
しばらくブラブラしているうちに、なんと霧が晴れて来ました!どうやら運に見放されてはいなかったようです♪
しばらくすると暑いくらい晴れ渡りました。
展望台にはデッキチェアなんかがあったりして、観光用としてきれいに整備されています。それもあってか外国人も多くいらっしゃいました。
そして黒部ダムまで来ました。
さすがのド迫力です。人間が造ったなんて信じられません。
それだけに建設中は殉死者も出たらしいです。いろんな犠牲の元に電力の恵みがあることを忘れてはいけませんね。
人間がちっちゃい。
真ん中から見下ろしてみると足がすくみます。
高さは186mあります。ビルの何階に相当するのでしょうか?
お気に入り写真
最後に、自分的に気に入っている写真をいくつか載せておきます。
といったところで、合掌造りと立山黒部巡りはおしまいです。
以上、ジャパン美共有大使からお届けしました♪
今日も良い一日を♪
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